CAGEDシステム ギターの指板を覚える

今日は、ギターの「CAGEDシステム(ケイジドシステム)」についてお話しします。

難しい内容ですので、中級者さん以上におすすめします。

CAGEDシステム、こんな方におすすめ!

CAGEDシステムを知ると、ギターの指板全体を覚えることができます。

それにより、

ギター弾き語りをする時に、かっこいいギターリフを弾いたり、

コード弾きをする時に、素敵なアクセントをつけたり、

単音でギターソロを弾く時に、コードトーンに沿ったメロディアスなソロを弾いたりすることが、簡単にできるようになります!

また、曲中で転調した時、変わったコードが出てきた時にもすぐ対応できたりと、たくさんのメリットがあります。

そして、

CADEDシステムの考え方でギターを弾くと楽しいです。

ギターの指板が楽しいパズルに見えてきます。

CADEDシステムは、今までギターを弾いてきて、ある程度弾けるけども、更にパワーアップしたい!

また、今までとは少し違った新鮮な角度からギターを見たい!という方向けです。

一つのコードにつき、5つの型がある

CAGEDシステムとは、「ギターの指板全体を、C型、A型、G型、E型、D型、それぞれのコードの型に5分割する」という考え方のことです。
実は、一つのコードにつき、5つの型(かたち・フォーム)があるのです!

例えば、Cのコード。

●ローポジションで押さえる型(ちなみにこれをCAGEDシステムでは「C型」といいます)

●3フレットをセーハして押さえる型(A型)

●8フレットをセーハして押さえる型(E型)

この3つはとても有名で、あなたもきっといつもよく押さえてると思います。

ですが!

なんとなんと!

この3つだけじゃなくて、G型とD型もあるんです!

あらびっくり!!!

図にすると、こんな感じです↓

■指板上に書いてある数字はルートからの度数です。度数についての記事はこちら

・・・と、上記の図をご覧頂いて、するどい方はお気づきかと思いますが、

5つの型が隙間なくギターの指板を埋めていますね!!!ところどころ重なり合いながら。

これはつまり、どういうことかというと、

CAGEDシステムを覚える=ギターの指板が覚えられる!ということです。

ギターの指板を覚える

たとえばCのコード。

Cのコードは

●ド=ルート音(図では略してRと表記させていただいてます)

●ミ=ルート音に対して長3度(3)

●ソ=ルート音に対して長5度(5)

の三つの音で構成されています。

このCのコードの5つの型の「ドミソ」がそれぞれどの位置かを覚えれば、イコール、ギターの指板上の「ドミソ」全部の位置がわかるというわけです。

そして、コードにはスケールが隠されているので、

例えばCのコードに隠されている、メジャースケール「ドレミファソラシド」も、5つの型それぞれどの位置にあるか覚えれば、指板上の「ドレミファソラシド」はもう、ぜーんぶわかります!

●Cメジャースケールの「ドレミファソラシド」を図にしたものはこちら↓

 

CAGEDシステムを覚えるメリット

このCAGEDシステム、指板を覚えられるだけでなく、他にも良いことだらけなんです♪

  1. ギター弾き語りする時、普通にローコードでコードを弾くだけじゃなくて、あまり使わないD型とG型をうまく使えば表現に幅がでます!
  2. ギターのリフを簡単に即座に作れるようになります!
  3. 短音でギターソロを弾くときに、音を外さなくなります!
  4. コードトーンによりそったメロディアスなソロが簡単にできるようになります!
  5. ギターソロに、短音だけじゃなく途中で重音をはさむのが簡単にできるようになります!
  6. 曲中に転調したり、ダイアトニックコード以外のちょっと変わったコードが出てきた時に、すぐに対応できるようになります!

わぉ~~~!!!!こりゃすごい!!!

というわけで、CAGEDシステム、ぜひぜひ覚えてくださいね♪

CAGEDシステム 体で覚えよう

さてさて、実際にどうやって覚えていくのが良いかというと、

やっぱり、頭だけじゃなく、手を動かして練習して、体で覚えていくのが一番と思います!

↓の動画を流しながら、一緒に練習しましょう♪

ギター CAGEDシステム A型、G型、E型、D型、C型の順番で、

まずはそれぞれの型でCのコードをじゃらーんと弾いたあとに、

そのコードの型をイメージしながら、Cメジャースケール(ドレミファソラシド)とコードトーンを弾いていきましょう。

ポイント

●レガートで、音がとぎれないように(次の音を出すぎりぎりまで伸ばす)弾きましょう

●音量が均一になるように弾きましょう(人差し指と薬指は強く、薬指と小指は弱くなりやすいです。)

●指がばたつかないように 指板から極力離れないように弾きましょう

●音名「ドレミファソラシ〜〜」と歌いながら弾きましょう

以上のポイントをしっかり守りながら練習すると、CAGEDシステムを覚える以外にも、指のトレーニング、音色が綺麗になる、耳がよくなって耳コピできるようになる、など他にもメリットがあります!

動画「ギター CAGED(ケイジド)システム」

当記事で文章で書いたことを、また違った角度からの説明も含めつつ、ギターを弾きながらお話しています!ぜひぜひそちらもご覧ください♪