ギターの指板上の音名(ドレミファソラシド)を覚える方法

ギターの指板上の音名(ドレミファソラシド)を覚える方法について動画を撮りました。

こんな方におすすめ

まず、こちらは、かなり難易度が高い内容となっております!ギター中級者さん以上向けです。

そして、中級者さんの中でも更に、特定の人向けです。

・楽譜を見て、初見でその場でパッと演奏したい

・他の楽器の人とセッションする時に、スムーズにセッションしたい

という方向けとなっています。

なので、必要無いなぁと思う方は、無理してやる必要は全くもってありません。

かなり根気と労力が必要な練習になっているので、本当に必要にかられていて、覚えたい!という強い気持ちがある方に、やっていただきたいです!

普通に丸暗記する何倍もたいへんな方法となっていますが、

しっかり、くっきりと、視覚と頭と体で覚えることができるので、

この先の演奏人生で大いに役に立ち、

また、リードを弾きつつコードを弾くのが楽々できたり、演奏する時のミスも少なくなるなどのメリットもある、

おすすめの方法です!

CAGEDシステム

ギターのCAGEDシステムがわかることが前提でお話しをさせていただいています。

CAGEDシステムがわからない方は、まずはこちらをご覧ください。

●CAGEDシステム

指板の音名を覚える方法 順番に解説

それぞれの音名のキャラクターをイメージしながら、コードと音名をしっかり結びつけて、好きな曲を 音名を歌いながらギターを弾く

という方法となっています。

では、今から順番に解説していきます。

1.CAGEDそれぞれの型で、コードをおさえながら、音名の位置を確認する

まず、「ド」の音名からいきましょう。

「ド」が指板のどの位置にあるのかを覚えていきます。

その時に「ド」のキャラクターをイメージしながら覚えていくことによって、より強力に覚えられます。

私は「ド」は色でいうと赤。学校でいうと学級委員でしっかり者というイメージです(笑)

みなさまそれぞれのイメージを膨らましてみてください!

移動ドが簡単にわかる方法 ドレミファソラシドのキャラクター 移動ドソルフェージュ【5】

では、イメージをしつつ、

「ド」がルート(ベース)音の「C」のコードと結びつけながら覚えていきましょう!

指板の左側から順番に、

A型、G型、E型、E型、C型 と、Cのコードをおさえていきます。

その、それぞれの型の中で「ド」の位置を確認していきます。

ポイントは、まずはベース音から「ド」を見つけること!

それと、6弦と1弦は同じ音なので、6弦に「ド」を見つけたら、同じフレット上の1弦にも「ド」を見つけられます!

難しいのが、A型とG型に入っている、5フレット3弦の「ド」。難しいですが、型とセットで覚えましょう。

それと、D型とE型も入っている、10フレット4弦の「ド」です。こちらはD型のルート音と考えれば簡単になります!

2.音名を歌いながら曲を弾く

では、次に、

今確認したそれぞれの型の「ド」から

音名を歌いながら、

なんでも良いので好きな曲を弾いてみましょう。

この時のポイントが、最初にその型のコードをじゃらんと鳴らしてから弾くこと。

そうすることによって、そのコードとメロディが結びついて、音感が良くなるのと、

視覚的にコードの型と音名の位置がより強力に結びつきます。

3.サークルオブフィフスの順番でやっていく

上記の1、2を、

ドが終わったら次はファ、次はシ♭、、と、サークルオブフィフスの順番でやっていきます。

動画では反時計回りでお話ししましたが、

時計回り(ド→ソ→レ)でもOKです。

サークルオブフィフスについては、こちらの記事をご覧ください。

サークルオブフィフス(五度圏)とは? 楽しい音楽理論講座♪

なぜサークルオブフィフスの順番が良いのか

普通に考えると、ドの次はド♯(レ♭)って順番にやりたくなりますが、それはだめです!

ギターはド、ド♯(レ♭)、レ、、とフレットを一つずらすだけ半音となりの音で弾くことができる楽器です。

なので、

今さっき「ド」の音をやったばかりで、次に、半音となりの音を練習すると、

どうしても今さっきの「ド」が頭に残っているので、「あ〜さっきのとなりにすればいいんじゃん」と楽してしまいます。

すると、いつまでたっても「ド」ばかりが頭に浮かんで、「ド♯(レ♭)」自体をくっきりと覚えることができません!

サークルオブフィフスの順番でやると、「ド」の次は「ファ」!と、一気に世界ががらっと変わって新しい、新鮮な気持ちで練習ができます!

ちなみにこれは、今回紹介した練習以外の練習でもいえます。ぜひサークルオブフィフスの順番でいろいろな練習をしてみましょう!

長期間かけてちょっとずつやる

以上、音名を覚える方法でした。

かなり根気がいる練習となっていますので、

無理して短期間でやろうとしないで、

長期間かけてゆっくりじっくり覚えていきましょう!

覚えたあとは、楽譜を初見でぱっと弾ける、楽しい音楽ライフが待っています。それを楽しみに、こつこつがんばっていきましょう。