三連符とは何か?の説明と、三連符を使ったおすすめのリズムトレーニングをご紹介します。
三連符とは?
まずは、全音符、二分音符、四分音符、八分音符はわかりますか?
わからないかたは↓こちらをご覧ください。
全音符を2等分すると二分音符、
それをさらに2等分すると、四分音符、
それをまたさらに2等分すると、八分音符ができあがります。
これらの音符は全て、2等分をしてつくられています。
ですが、3連符は、
2等分ではなく3等分したもののことをいいます!
三連符物語
では、今から三連符を物語をおはなしして説明したいなと思います(笑)
「明日きょうだいを連れてくるね」
犬のポチくんと、猫のたまちゃんは、つい最近出会ったのですが、仲良くなりました。いつもポチくんの家にたまちゃんがきて、二人で遊んでいました。
ある日たまちゃんは言いました。
「ねぇねぇポチくん。今度、僕のきょうだいもいっしょに連れてきて、みんなで遊びたいな」
ポチくんは言いました。
「うん、もちろんだよ!いっしょにみんなで遊ぼう!」
たまちゃんは「ありがとう。ポチくん。じゃあ明日、きょうだいを連れてくるね」と、言いました。
—
そして、次の日になりました。
実は、ポチくんは、たまちゃんとたまちゃんの兄弟のために、大きなアイスを一つ買ってきていました。みんなにふるまって食べてもらおうと思っていました。
何等分しようかな?
そろそろ、たまちゃんとたまちゃんの兄弟が来る時間です。
なので、すごく準備が良いポチくんは、もうお皿にこのアイスを盛り付けておこうとおもいました。
ですが、ここでポチくんは気付きました。
「きょうだいをつれてくるって言ったけど…たまちゃんは何人きょうだいなんだろう?」
ポチくんは何等分しようか悩みました。
「あっ!だけどそういえば!きょうだいって2人きょうだいが一番多いんだよね!だからきっとたまちゃん家も2人きょうだいなんじゃないかな?」
そう思ってポチくんは、アイスを二つのお皿に2等分してわけておきました。
アイスを2等分ではなく、3等分する
「ポチくーん!こんにちはー!遊びにきたよー!」
たまちゃんとたまちゃん兄弟が遊びにきました。
そうしたら、びっくり!2人きょうだいじゃなくて、3人きょうだいだったのです。
なので、ポチくんは、二つのお皿に2等分したアイスを、もう一つお皿を出してきて、3等分にしなおしました。
もしもこのアイスが、どれかが多くてどれかが少なかったりしたら、喧嘩になってしまいますので、
ポチくんはぜんぶに均一になるように一生懸命気をつけながら3等分して盛り付けました。
このように、2等分ではなく3等分した音符を、三連符といいます。
「一拍三連」は1拍を三等分したもの。
四分音符を二等分すると、八分音符になります。二等分ではなく、三等分すると、「1拍3連」になります。
「ニ拍三連」は、二拍を三等分したもの。
こちらは、2拍を三等分したものです。
「半拍三連」は半拍を3等分したもの
こちらは、一拍の半分、半拍を三等分したものです。ちなみに、一拍を6等分した一拍六連と同じ音符の長さになります。
三連符とは?動画での説明
動画での説明はこちらです。実際に音を出しながら説明しています。
目で音符を見るだけだとなかなかわかりづらいとおもうので、ぜひ動画をご覧いただいて各三連符の音を聴いて確認していただけたらと思います。
三連符を使ったおすすめのリズムトレーニング
三連符を使ったおすすめのリズムトレーニングをご紹介します。ぜひぜひやってみてください。
1.一拍三連を使ったトレーニング 難易度★☆☆☆☆
まずはこちらから始めましょう。難易度やさしい初心者さん向けのトレーニングです。
ギター三連符ピッキング 基礎練習
2.二拍三連と一拍三連と一拍六連を使ったトレーニング 難易度★★★★☆
こちらは難易度が高いです。中級者〜上級者さん向けです。難しいですが効果絶大なので、ぜひチャレンジしてみてください。
三連符トレーニングをやる時のポイント
上記のトレーニングをやる時には、しっかりポイントを守って行いましょう。
常に四分音符を感じる
ポイントは、どの部分を弾いてるときも、常に四分音符を感じながら弾くことです。
四分音符を感じながら三連符を弾くと、三連符が安定して弾けるようになります。
足や体で四分音符を刻む
足や身体を揺らして四分音符を刻みながら、手で三連符を弾きましょう。
最初は難しいと思います。特に2番目のトレーニングで、二拍三連を弾きながら四分音符を刻むのはとても難しいです。
最初は、練習用動画を流して、二拍三連と四分音符が重なる音を何度か聴いて、その音の感じに慣れるところから始めましょう。
慣れてきたら、動画に合わせて、四分音符で足や身体を揺らしてみます。
揺らしながら、口で「ターターター」としゃべって、三連符をとってみましょう。
それに慣れたらギターで弾きます。
最初は難しくても、少しの時間でも毎日取り組んでいくことで、必ず慣れてきて、できるようになります。
リズムトレーニングと同時にピッキングも上達
この練習をする時に、ピッキングの強さを均一にすることを意識してやって下さい。
ダウンピッキングが強くなりやすかったり、小節の最初の音が強くなりやすかったりするので、気をつけましょう。
そして、綺麗な音色が出るように注意しながら、丁寧にピッキングしてください。
そうすると、リズムトレーニングすると同時にピッキングのトレーニングになります!どんどんピッキングも上達していきます。