ギターのチューニングについておはなしします。また、おすすめのチューナーもご紹介します。
ギターチューニングとは?
ギターには6本の弦が張ってあります。
このそれぞれの弦を、それぞれの決められた音に合わせることを、チューニングといいます。
弦をきつく巻くと、音は高くなり、
弦をゆるめると、音は低くなります。
どの弦を何の音に合わせるの?
ペグを回して音を合わせよう
音を合わせるには、ギターのヘッドについているペグを回します。
ペグをしめると、弦がきつくなり、音が高くなります。
ペグをゆるめると、弦がゆるんで、音が低くなります。
しめる・ゆるめる方向は下記の画像をご参照ください。
ペグを回すだけだと、どのくらい音が高くなっているのかがわからないので、必ず、該当する弦を弾きながらペグを回しましょう。
↑の写真のように、右手で弦を弾きながら、左手でペグを回しましょう。
初心者さんには、チューナーを使ったチューニング方法がおすすめ
チューニングは、音叉を使ったり、ハーモニクスの音を使ったり、4度の響きで合わせたりと、いろいろな方法があります。
私は、ギター初心者さんには、チューニングはチューナーを使って、ささっとやるのをおすすめします!
なぜなら、ハーモニクスなどで合わせるのは、最初のうちは時間がかかります。コツもいります。
チューナーを使えば楽に早くできます。
ギター初心者さんに一番大切なのは、ギターを楽しい!と思ってもらうことと私は考えています。ただでさえ、はじめたては指が痛くなって挫折をしやすいギターという楽器。ですが、最初に楽しさを覚えれば、続けていけます。
「ハーモニクスなどのチューニング方法をするのがものすごく楽しい」というわけでなければ、今この時代は便利なチューナーという機械があるので、それを使ってささっと早くチューニングを終わらせて、楽しい、実際に弾いて音を出したりするところへいきましょう。
最終的には、ハーモニクスを使った方法などは音感、ギターの音の感覚がわかるようになるためなどに必要ですが、それは、ある程度ギターを続けて、そういうこともやってみたいな〜と興味が出てきた時で構わないと私は考えています。
おすすめチューナーKORGのAW-4G
私が実際に使っている、おすすめチューナーはこちらです。
生音で弾くことも多いアコギにおすすめなのは、クリップチューナーです。ヘッドにサッとはさむだけですぐに使うことができます。小さくて、持ち運びにも便利です。
そして私はいろいろなクリップチューナーを使ってきましたがKORGのが一番大好きです。
↓こちらのKORGのクリップチューナーAW-4G。気に入りすぎて、実は4つ持っています!笑
KORG ( コルグ ) / AW-4G-BK PitchCrow-G クリップ式チューナー
ギター チューニングするタイミング
毎回、ギターを弾き始める前に、チューニングが合ってるか必ずチェックしましょう。
また、以下のときはチューニングがずれやすいです。特に注意しましょう。
弦を張り替えてすぐ
弦を張り替えてすぐは、弦がゆるみやすいです。ちょこちょこチューニングしながらたくさんギターを弾きましょう。
温度が高い時、低い時、
暑い時は弦はゆるみやすく、寒い時は弦はきつくなりやすいです。
寒い場所から熱い場所に行った時や、その逆、寒暖差が激しかったら、その後も必ずチューニングしてください。
弦が古い・弦の貼り方が悪い
弦が古いとチューニングが安定しなくなります。音も悪くなるので、弦交換しましょう。
どのくらいで交換するかは、個人差が大きいです。
たくさん弾いているのであれば、2週間~1か月くらいで変えていただくのが良いと思います。
そんなにたくさん弾かないのなら数か月変えなくても大丈夫ですが、たまに一年以上変えてなくてぼろぼろの方がいます!(笑)一年も経ったらさすがに交換しましょう!
貼り方が悪くてもチューニングが安定しなくなります。弦を貼る時は丁寧に行いましょう。
チューニング 安定させるこつ
チューニングを合わせるときは、音の低い方から高い方へ合わせるようにすると安定します。
高くなりすぎた場合は、そこからちょうどの場所を目指して音を下げるのではなく、
一回、ちょうどの場所よりも低くして、そこからちょうどの場所を目指して、音を上げていきましょう。
チューニングする順番
チューニングをする時は、6弦から順番に、5,4,3,2,1弦とやっていくのを私はおすすめしています。
なぜなら、6弦より、1弦をしめた時の方が弦とギターに負担がかかるからです。
1弦からチューニングをはじめると、最初に他の弦がゆるんでて1弦だけきつくしめた状態になります。
1弦に負担がかかると同時にギター本体にも負担がかかっているので、ほんの一瞬の時間ではありますが、何年も1弦からのチューニングを続けていると、つもりつもって大きな負担になるのではと私は思います。
細かいことではありますが、大切なギターと弦を守るために6弦からの順番でいつもチューニングをしておくに越したことは無いと思います。
初心者のころによくやる失敗
さぁっ3弦をチューニングしよう!と、右手で3弦を弾きながら左手でペグを回す。
「てゅーん てゅーん てゅーん」
あれ?ペグ回してるのになかなか音が高くなんないなぁ。何でだろう?もっと回さなきゃかな!
「てゅーん てゅーん てゅーん・・・・ぶちぃっ!!!」
えぇーっ!? 1弦が切れちゃった!!!ががーん!
なんとなんと、左手で回していたペグは1弦でした。きつく巻かれ過ぎた1弦は切れてしまったのでした。あぁ~もったいない・・。
・・という失敗を初心者さんのころはよくやりがちです。
失敗しないように、下記のことをよく気をつけてください。
- 今どの弦のペグを回しているのかよく確認してからチューニングする
- ペグを回してるのに音が高くならない時は、他の弦と間違えてないかチェックする
- 特に1弦、2弦は、弦が細くて切れやすいので、間違えないように注意する
CAL?キャリブレーション?440って何?
チューナーを見ると、「CAL」や「CALIBRATION」などと書いたボタンはありませんか?
これは、A=440hz を441にしたり、442にしたり、ピッチが選べます。
(800円などの安いチューナーだと、CALボタンが無くピッチは一定で440で決まっていて選べないものもあります)
一人で弾き語りやソロギターなどするなら440でも441でもいくつでも良いのですが、
他の音程楽器と一緒に演奏する時は、440なら440、みんな一緒のピッチにしましょう。
440と441だとそんなに違和感はありませんが、440と442だとピッチが結構違って「なんだか音がずれてるような変な感じだなぁ..」とおもうと思います。
また、ベースやバイオリンなど弦楽器などはピッチを変えられますが、
ピアノなどピッチがすぐに変えられない楽器奏者がいる時は、そのピッチにみんなで合わせましょう。
動画も合わせてご覧ください
チューニングについての動画もあります。
実際にギターチューニングする時に見る角度と同じになるように、上からのアングルで撮影しました!
こちらも合わせてごらんいただくと、よりわかりやすいと思います。ぜひご覧ください。
動画冒頭のボケがやばすぎる!と話題です。笑 内容は真面目ですよー!
チューニングのおはなし おまけ
ここからはおまけです。
かっこいいチューニング方法(?)
前にライブで、
チューニングをひとつのフレーズとして、インストで演奏しながらチューニングしてみたことがありました!
「じゃーんじゃーんたらたらたらたたた、、てゅーんてゅーーーん(チューニング)てゅってゅーたたらたたたきゅーん!」・・みたいな(笑)
めっちゃかっこよかった!・・はず(笑)
普通じゃないチューニング
EADGBEはギターの普通のノーマルチューニングです。
普通のチューニングじゃない、変わったチューニングにして演奏する奏法もあります。
私は昔、オープンDチューニング(D A D F# A D)が大好きで、よく演奏していました。