ゆっくりの速さから基礎練習しよう。おすすめメトロノーム紹介

ゆっくりの速さから基礎練習をする大切さについておはなしします。おすすめのメトロノームも紹介します。

毎日の基礎練習、ゆっくりの速さから練習しよう

毎日の基礎練習、どのくらいの速さで弾いていますか?

じっくりと、自分が今ミスをせずにしっかり弾けるゆっくりのテンポから始めて、ちょっとずつテンポを上げていく…という方は、それでOK!すごく良い練習です!

ですが、ミスしながら無理して一定の速いテンポで練習して、それに追いつくように何度も何度もミスしながらも繰り返し練習している…という方もいるのではないかと思います。

ミスしながら無理して速いテンポで弾いているとどうなるのか

弾けないのにミスしながら無理して一定の速いテンポで繰り返し繰り返し弾いていると、そのミスや弾けなくて雑になってしまっていることが、身についてしまいます。

速いテンポで弾くこと自体がだめというわけではないです。自分の弾ける限界の速いテンポで練習して頑張って着いていく練習をするのはすごく大事なことです。

ですが、毎日、何度も何度も繰り返して弾く、基礎練習を、ずーっと弾けないのにミスしながら一定の速いテンポで弾くというのはやめた方が良いです。

「何度も何度も繰り返す」というのはすごくパワーがあることです。

今自分が確実にミスせず弾けるテンポから練習をはじめて、徐々に速くしていきましょう。

ゆっくりで練習すると、自分の現状がよくわかる

ゆっくりで弾くと、自分がどんなふうにギターを弾いているのかがよ〜くわかります。

綺麗な音で弾けているか、余分な音は出していないか、しっかりリズムはとれているか..。

速さでごまかすことができなくて、全部がまるみえになります。

上達するには、まずは自分が今どんな状態なのか目をそらさず見て、現状を客観的に判断することが大事です。

特に、ゆっくりにするとリズムがわからなくなる場合があります。

それは、しっかりと拍がとれてなく、それぞれの音符の長さを本当には理解していなかったということです。

その場合は、しっかり1から、拍をとること、音符の長さを理解することから始めましょう。

ゆっくりで練習すると、音と音との関係がわかり、相対音感がよくなる

また、ゆっくりテンポで、スケールやコードトーンなどの練習をすると、音と音との関係をしっかり感じることができます。

例えば「ドミー」と弾いた時に、速いテンポだとただ弾いて通り過ぎていくだけだったのが、ゆっくりで弾くとドとミの長三度の明るいイメージをしっかりと味わい感じ取ることができます。

練習と同時に相対音感トレーニングにもなり、どんどん音感がよくなります。

 

ゆっくりから初めて、弾けるようになったらBPM4ずつあげていこう。

では、実際にどうやってゆっくりから基礎練習をやっていったら良いかというと、

まずはメトロノームを用意して、自分が確実にミスをしないで弾ける速度に設定します。

たとえばそれが、BPM30だったとします。

まずBPM30で練習をし、ミスせず丁寧に確実に弾くことができたら、BPMを4だけ上げて、34で同様に練習します。

それができたら次は38、その次は42….と、4ずつ上げていきましょう。

 

大事なのが、次の日に同じことをやる時に、その続きのテンポからはやらないで、また30から始めることです。

毎日ゆっくりからBPM4ずつ上げて練習する方法

本当に地味で忍耐力がいることなので、「毎日必ず1時間はゆっくりテンポから4ずつ上げる練習する」などと決めてはぜったいにいけません。練習をしはじめるハードルが上がってしまい、挫折してしまいます。必ず毎日やりたいのなら「毎日必ず一音はゆっくりテンポから4ずつ上げる練習する」で充分です。

↓こちらの記事で、そのことについてくわしくおはなししています。

ギター初心者さんがまずやるべきこと、考えるべきこと順番にまとめました!

 

おすすめのメトロノーム BOSS DB-30 

私がいつも使っているおすすめのメトロノームを紹介します。

BOSS ( ボス ) / DB-30 Dr. Beat メトロノーム BOSS ( ボス ) / DB-30 Dr. Beat メトロノーム

とてもコンパクトで持ち運びしやすいメトロノームです。ドクタービートのこれより大きくもっと機能があるのもありますが、このお手軽さがとっても気にいってます。

  • タップ機能がついているので、曲のテンポを調べるのもらくらく(タップボタンをポン ポン ポン とテンポ80で押す→テンポ80の画面になります。曲を聴きながらそれに合わせてタップ機能を押せば、その曲のテンポがわかります。)
  • イヤホンジャックもついてるので、イヤホンでクリックを聞きながら練習もできます。
  • 背中にクリップもついていて、譜面台や譜面ファイル、ギターのストラップなどにひっかけて練習することもできます。

私は、気に入りすぎて、家用と持ち運び用2つ持っています。