スリーコード(主要三和音)ってなんだろう?というのを簡単に楽しく面白く説明したいなと思います。
スリーコード(主要三和音)とは
各キーに、それぞれ「ダイアトニックコード」が7つあります。Ⅰ、Ⅱm、Ⅲm、Ⅳ、Ⅴ、Ⅵm、Ⅶm(♭5)の7つです。
この中のⅠ、Ⅳ、Ⅴがスリーコード(主要三和音)です。
※ダイアトニックコードについて詳しくは、こちらの動画もご覧ください。
そのスリーコード(主要三和音)、その名の通り、
曲の中で主要の三和音なのです!!!!
人間の世界に例えると・・・主役の3人です!!!
で、この主役の3人、それぞれ名前もついてるしキャラクターもあるんですよ。本当に人間みたいですね!
いったいぜんたい、どんな名前でどんなキャラクターなんでしょう?今から紹介していきます♪
Ⅰ みんなの中心人物!トニックくん!
まずは「Ⅰ」ダイアトニックコードの中の一番目のコード!そのキーの基準になる音をルートにしてつくったコードですね。キーがCだとしたら「ドミソ」で作ったコード、Cのコードです。
そのⅠのコードのことを「トニック」といいます。
トニックくんは、みんなをまとめる、みんなの中心人物!!!!学級委員です!!
いつも地に足がついてどっしりと構えていて、正直でまっすぐで正義感が強いです。
3人の主役の中でも、一番目立つ、一番の中心人物です。
Ⅴ トニックくんのことがだ~いすき!ドミナントちゃん!
お次は「Ⅴ」。ダイアトニックコードの中の5番目のコード!キーがCだとしたら「ソシレ」で作ったコード、Gのコードです。
これを、「ドミナント」といいます。
このドミナントちゃんはね~・・トニックくんのことがだ~いすき!もう強烈に超絶愛してます!
もはや一人じゃいられなくて、いっつも「トニックくんのところに行きたいな~」って考えてるんです。
Ⅳ ふわふわっとしてつかみどころがないサブドミナントちゃん!
最後は、「Ⅳ」。ダイアトニックコードの中の4番目のコード!キーがCだとしたら「ファラド」で作ったコード、Fのコードです。
これを「サブドミナント」といいます。
ん?女の子?男の子でしょうか?わかりません!
サブドミナントちゃんは、マイペースでふわふわ~っとしてつかみどころがない不思議な子です。
サブドミナントちゃんは、トニックくんのこともドミナントちゃんのことも好きだけど、そんな強烈にものすごい好きってほどじゃないみたいですね!
この3人の性格・関係性が曲に作用
というわけで、この3人が、ひとつの曲の中での主要人物なんです。
トニックはみんなをまとめる中心人物、ドミナントはトニックのことが大好き、サブドミナントはふわふわしてる。
曲の中でも、
●トニックから曲が始まって、トニックで終わると、すごくどっしりとして曲がまとまります!
●ドミナントを弾くと、その次にトニックを弾きたくなります。
●サブドミナントで曲が終わると、ふわふわっとして何とも言えない不思議な余韻が残る(個人的に大好きです)
という感じで、この3人の性格・関係性がものすごーく大きく作用しているんですね!
ぜひぜひ、曲の中でスリーコードを弾く時に、「あぁ~やっぱここでドミナントちゃんトニックくんのとこに行っちゃったね~我慢できないんだね~このこの~」とか「あぁ~サブドミナントちゃん出てきたよ~このふんわり感がたまんないよね~」とかってそれぞれのキャラクターを感じながら弾いてみてください!面白いし(笑)キャラクターのイメージとコードが結びつくので、曲のコードを覚えるのがものすごく早くなります!
スリーコードだけでも曲は作れる
この、トニック、ドミナント、サブドミナントだけでも、曲を作ることができるんです。
最近の日本の曲はいろんなかっこいいコードを使ってる曲が多いけど、
昔の日本の童謡は、3コードどころか、トニックとドミナントの2つのコードだけで演奏できる曲もあったり、
あと洋楽はコードが少ない曲が多いです!(リズムにのった英語の歌詞の譜割りがかっこいいから、コードが少なくてもおしゃれに聴こえるんですね~!)
このスリーコードだけでも曲が作れるくらいに、スリーコードはすっごくすっごく大事ということです!
動画でスリーコード(主要三和音)の説明
スリーコード(主要三和音)についてお話しした動画を撮りました!
主要三和音(スリーコード)とは
我ながら、楽しくてわかりやすい動画ができたなーと思います!
動画で、実際にコードの音を聞きながら、それぞれのイメージを感じていただけると、よりわかりやすいと思いますので、
ぜひぜひご覧ください♪
※サブドミナントちゃんのイラストがいろいろと問題がある….と思ったので、動画では、問題なさそうなイラストに変えました!!笑
ごめんね、サブドミナントちゃん!!!!笑
でも、面白いのでこのブログ記事だけには、残しておきます!笑