「移動ドソルフェージュ」は、私自身数年前に半年以上毎日取り組み、とても効果があった相対音感のトレーニング方法です。
今、前と比べて格段に相対音感が良くなり、前以上に音楽が楽しくなりました。この楽しさはみんなでわかちあいたいと思い、これから移動ドソルフェージュについての記事を連載していきたいなと思います。
今日はまず、移動ドソルフェージュをどんな方におすすめしたいかと、実際に私が得た効果の詳細、
そして、移動ドソルフェージュを学んで行く上で一番大切なことについてお話します。
移動ドソルフェージュをおすすめする人
とにかく相対音感をつけたい方におすすめです。
・「3度上のハモリ」「5度上のハモリ」とかがサッと簡単に解って、即座に歌えるようになりたい方。
・曲を覚えるのが早くなりたい方。
・耳コピができるようになりたい・耳コピが速くできるようになりたい方。
・アンサンブルが得意になりたい方。
・楽譜をみて、初見で演奏ができるようになりたい方。
などなど、ある程度楽器や歌をやってきて、もっともっと上達したいなぁ基礎力をつけたいなぁという方に、移動ドソルフェージュをおすすめします。
逆にいうと、本当に楽器はじめたての初心者さんは、移動ドソルフェージュに興味ある方以外、おすすめしません!理由はこちらの記事を読んでください!ギター初心者さんへ
また、当ウェブサイトはギター日記ですが、
移動ドソルフェージュは、ギター以外の楽器の方、ボーカルの方、作曲をされている方、どなたでも行うことができます♪
移動ドソルフェージュの効果
実際に私が移動ドソルフェージュをやってきて、あった効果です。
耳コピするのが時間がかかる、譜面読むのも時間かかる、いつもほとんど感覚でギターを弾いていた私ですが、移動ドソルフェージュをやることによって、
簡単な曲なら一瞬で耳コピできる、譜面読むのも書くのもスピードが速くなる、曲の分析が簡単にできる(この曲は3度メジャーのコードをここでつかってるからかっこいいんだなとか)、どのキーにも移調がすぐにできる、うそみたいに曲やフレーズを覚えるのが速くなる、などなど!たくさんの効果があり、
聴くのも演奏するのも、前よりも何倍も「音楽」が楽しくなりました。
そして、ひとつひとつ、今なにを自分はやってるのかってことが感覚だけじゃなく客観的にわかって、すごく頭がクリアですっきりして、気持ちが良いです。
楽譜を読める・書けるようになろう
移動ドソルフェージュをやるために、「楽譜」は必須事項です!
特にギターだと、コードはわかっても楽譜が読めない方多いかと思います。
ですが、この機会に楽譜も読める・書けるようになりましょう。
私も最初は楽譜がわからないで音楽をスタートしました!楽譜が読めなくったってコードわかればアドリブも作曲もできる!そんなの必要ないぜ!って思うかもしれません!
けども楽譜がわかってからの音楽の方が、何倍も楽しいです。
楽譜初見で演奏ができるということは、曲を知らなくても弾ける(事前に聴いておいたりしなくてよくて、時間の短縮になる!)作曲した時、良いギターソロを考えた時も、楽譜に書いておけば、一瞬で思い出せます。自分の曲を楽譜に書いてみんなに楽譜を渡せば、みんなで自分の曲を演奏してもらえます。
楽譜は世界共通です。音楽の言葉みたいなものです。
例えば、外国の人と仲良くなるためにボディランゲージとかたことの英語でも仲良くはなれるけど、
ぺらぺら英語がしゃべれて、英語でジョークなんかも言い合える方が、何倍も楽しいですよね!
仲良くなるための手段として、言葉ってすごく大事と思います!楽譜も一緒です!
とにもかくにも、知識は邪魔にならない!楽譜を読める・書ける能力、つけておくに越したことはないです!
移動ドソルフェージュをやる上で一番大切なこと!
というわけで、これから実際にやっていくわけですが、
移動ドソルフェージュをやっていく上で、必ず知っておいていただきたいことがあります。
それは、6か月は続けないと意味ない!ということです。
はじめてすぐに相対音感がよくなったりはしません!
すぐに効果が出るものと期待してやりはじめると、最初の頃はがんばってもなかなか効果がでなくて、つらくて挫折してしまうかもしれません。
挫折しないためにも、「6か月続けないと意味ない」というのを知った上で、気長~~~に、のんびり、こつこつと楽しくやっていくことが一番大切です!
6か月後、見違えるほど相対音感が良くなっている自分に気がつきます。
今日のお話は以上です。
次回は、「移動ド」についてお話します。