前回の記事はこちらです。
●まずは簡単な相対音感トレーニングから!-移動ドソルフェージュ【3】
今回はCメジャーのダイアトニックスケール上で移動ドソルフェージュ!
前回【3】では、「ドレミ」だけの組み合わせで書いた譜面を歌いました。
今回は「Cメジャーのダイアトニックスケール上」の組み合わせで書いた譜面を歌いましょう。
※「Cメジャースケールのダイアトニックスケール」とは「ドレミファソラシド」だけのことです。「ファ♯」や「ラ♭」はありません!
ダイアトニックスケールについて詳しくはこちらの記事をお読みください。
ドレミファソラシドを移動ドで歌う時に、「レ」と「ラ」と「シ」だけちょっと変えて歌う。

で、その、「ドレミファソラシド」を歌う時なのですが、便宜上「レ」と「ラ」と「シ」だけ、ちょっとだけ変えて歌いましょう。
●「レ」は、「Re」英語のRの発音をします。口の中で下をどこにもあてないで、レと言って下さい。
●「ラ」は、「La」英語のLの発音をします。上の前歯のつけねに舌をあてながら、ラと言って下さい。
●「シ」は、「ティ」に変えます。
なぜ変えて歌うかというと・・今はドレミファソラシドだけですが、これからファ♯やラ♭など出てきた時に、便利だからです。どこがどう便利かは、また、実際にファ♯などが出てくる回で詳しく説明しますので、今回はとにかくその3つを、ちょっとだけ変えて歌うのを覚えて下さい。
英語のRとLの発音が、慣れていない方は難しいかもと思いますが、移動ドソルフェージュをライブステージで人にきかせたりするわけじゃないので(笑)完璧に上手くなくても、自分の中でRとLが区別できていればそれでOKです。
やり方のおさらい
- 「ド」の音だけ、楽器(またはスマホアプリなど)をつかって音をだす。
- そのあと歌う。
- 歌ったあとに楽器で同じように弾いて確かめる。
コツ:頭の中で中間の音を思い浮かべる
例えば「ソ」の音を歌いたい時に、最初に楽器で「ド」の音を出したあと、
頭の中で、「ド」から「ソ」までの間の音、「ドレミファソ」を思い浮かべると、「ソ」の音が簡単にとれます。
(慣れてくると、頭の中で「レ」を思い浮かべなくても、一瞬で「ド」から「ソ」に飛べるようになりますが、今はこのコツを使って歌ってみましょう♪)
ダイアトニック1 難易度★★☆☆☆


●一小節ずつで構いません!一小節歌ったら、確かめる。その次の一小節歌ったら、確かめる。 ってな感じでやっていってください。
●最初は、テンポや拍は気にしなくて良いです!確実に音をとることだけに集中しましょう!
できましたか?
では次はちょっと難しくなります。
ダイアトニック2 難易度★★★☆☆

音の距離が離れている場合のコツ
おぉ~っと!!!しょっぱなから、「Do」から「Ti」へ飛んでいますね!
「Ti」の音をとるために、「Do,Re,Mi,Fa,Sol,La」と頭の中で中間の音を思い浮かべていたら、時間もかかっちゃうし大変です。
この場合は、「Do」の半音下の「Ti」を頭の中で思い浮かべて、それを1オクターブ高くしましょう。
2小節目の「La」から「Do」も、「La,Ti,Do」と、高い方の「Do」を思い浮かべて、それを1オクターブ低くすればOKです。
できましたか?
ではでは次は、テンポ、拍も気にして、やってみましょう。
メトロノームを鳴らしながら、(ゆっくりのテンポ 30~40くらいがおすすめです)歌いましょう。

↑は、四分音符。メトロノームがカチっと鳴るのの一回分です。

↑は、二分音符。メトロノームがカチっと鳴るのの2回分です。
ダイアトニック3 難易度★★☆☆☆

できましたか?
あれ?どこかで聞いたことある・・っておもった方もいるのでは?(笑)
テンポと拍を気にすると、結構難しくなりますね!
ではでは、今回最後のトレーニングです。
ダイアトニック4 難易度★★☆☆☆

以上!今日は終わりです♪
げへへ(笑)
最後の音はうらぎられたでしょ(笑)(笑)
次回までの宿題
ではでは、次回までの宿題を出したいなと思います。
Cのキーの、ドレミファソラシドだけで書かれている譜面、
ご自分のお好きな譜面、何でも良いので、
今日やったのと同じように、ドだけ楽器で鳴らして、他の音は頭の中で音をとって、歌ってみてください。
ちなみにCのキーとは、

このように、楽譜の最初に書いてあるト音記号の右隣に♯や♭が何も書いていなければ、それはCのキーです。
詳しくはこちらもご覧ください。
●楽譜を見ただけで曲のキーがわかる方法♪「調合」を覚えよう! 楽しい音楽理論講座
次回の記事はこちら♪
●移動ドが簡単にわかる方法 ドレミファソラシドのキャラクター 移動ドソルフェージュ【5】