今日は、調合についてお話します。
調合がわかると、楽譜を見ただけで曲のキーがすぐにわかります。とても便利です。
調合とは?というお話から始まって、調合の表(サークルオブフィフス)、調合を確認する方法、
そして、私独自の変な調合の覚え方の話もしています(笑)ぜひぜひお読みください。
調合とは?
調合とは、楽譜の一番左、ト音記号などの隣に書いてある♯または♭のことです。
キーによって、♯または♭の数が違います。
ちなみに上記の画像は♭が3つなので、E♭メジャーのキー、またはCマイナーのキーです。
調合がわかる図「サークルオブフィフス(五度圏)」
↓サークルオブフィフス(五度圏)です。この図をみていると、いろんなことがわかります。調合がすぐにわかる図でもあります。
図を見ていると、いろんなことがわかってきます。
右にひとつ進む(完全五度上に行く)ごとに、♯が一つずつ増えています。
面白いのが、キーは完全五度上に上がっていっているのに、♯のつく位置は、ファから始まって、ファドソレラミ・・と、完全四度上に上がっていっています。逆なんですね!
そして、
左にひとつ進む(完全四度上に行く)ごとに、♭が一つずつ増えています。
こちらも逆で、キーは完全四度上に上がっていっているのに、♭のつく位置はシからはじまって、シミラレソド・・と完全五度上に上がっていっています。
■サークルオブフィフス(五度圏)とは?というのはこちらの記事をお読みください。
調合を確認する方法
それで、この調合なのですが、
調合がわかっていれば、楽譜を見たらすぐにその曲のキーがわかります。
とっても便利です。
調合を確認するためには、
- ↑のサークルオブフィフスの図を見たり
- 四度上の逆だから五度上で・・と数えたり、
あとは、裏技で、
- 一番右の♯のついている位置が、そのキーでの、移動ドでいう「シ」になる
- 一番右の♭のついている位置が、そのキーでの、移動ドでいう「ファ」になる
っていうのもあるので、
それらをつかって、調合を確認するのももちろん良いのですが、
私は全部の調合を覚えちゃうのをおすすめします!なぜかというと楽だからです♪
覚えちゃえば、ぱっと楽譜わたされて、何も考えなくても一瞬でキーがわかります。
ぜひぜひ、覚えちゃいましょう!
ただ、どうやって覚えたかというと、普通に暗記するのじゃなく、私独自の変な覚え方をします(笑)
調合の覚え方
というわけで、私独自の変な調合の覚え方を紹介します(笑)
調合はイメージで覚えます!
まず、♯と♭、この二つのイメージですが、
♯のキーの曲(G,D,A,E・・)ってポップスの曲に多いイメージです。
♭のキーの曲(F,B♭,E♭,A♭・・)はジャズで演奏する時によく使われます。
私の中では、♯と♭はこんなイメージです。
いつも明るいシャープくん
♯は、太陽の光の中で、めっちゃ明るく笑いながら飛び跳ねてるイメージです。
落ち着いてるフラットくん
♭は、夜の月明かりの中で、落ち着いて腰かけてコーヒー飲んでるイメージです。
♯と♭の数が増えるたび、それぞれの性質が濃くなっていく
たとえば明るいシャープくん。
キーGは♯一つです。なのでキーGは、ちょこっと明るいんです。明るいけど、まだ落ち着いてる感じの、おっとりしててそんな口数は多くないけどしゃべってみると実は明るい人です(笑)
キーDは♯2つで、もうちょっと明るい。いつもにこにこして黄色い服を着てて見た目からして明るい。けどそんなに自分からぺらぺらしゃべったりするタイプではない。ただ、見た目がとても明るい人。
キーAは♯3つで、見た目が明るいのにプラスして性格も明るい。そして、リーダーシップもある。みんなの中では一番の年長である。
・・・のような感じで、それぞれのキーと調合のイメージをします(笑)
そして、なにか曲を演奏するたびに、「あぁ~♯一つでキーGだなぁ。やっぱどこかでこのキー特有のおっとりしてるけどしゃべってみると明るい人って感じするよなぁ」とかって思いながら、「キー・調合・実際の曲」この三つのイメージを結び付けていきます。
それで、何曲か演奏すれば、もう、すぐに覚えられます。とっても簡単!
ちなみに・・明るさというのはあまりにも明るすぎると暗くなるわけで表裏一体なのですよ・・。♯が5つのキーBは、明るい、お金大好きなお金持ちの人のイメージなのですが、心のどこかに寂しさを抱えているわけですね・・とかっていつも調合見ながら考えてます(笑)
以上、私独自の変な調合の覚え方でした。
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